【注意】整体院・整骨院・治療院は立地が9割!経営が厳しい人の特徴3選

整体院・整骨院を開業するなら、立地が成功の9割を決めると言っても過言ではありません。
立地が悪ければ集客も経営も続きません。
この記事では、そんな命運を握る立地選びのポイントを徹底解説。あなたの整体院が潰れないための具体的な調査・対策法をお伝えします。
立地選びで後悔しないために、ぜひ最後まで読み進めてください。
あなたの開業成功を全力でサポートします。
整体院・整骨院・治療院の開業は立地で9割決まる!
整体院・整骨院・治療院の開業において、成功を左右する最大のポイントは「立地」です。
以下の画像のように人口が居ないエリアや激戦区を避けるだけで成功確率は格段に上がるでしょう。

いくら優れた施術やサービスがあっても立地が悪ければ集客は難しく経営も厳しくなってしまいます。逆に、立地が良ければ新規の来院者を安定して確保しやすく、口コミやリピートにも繋がりやすいのです。
ということで立地を調査するときのポイントを解説していきます。
①商圏分析で人流データを確認
整体院・整骨院・治療院を開業する際どんな技術や内装よりもまず大切なのが「立地」です。そして、その立地の良し悪しを客観的に判断するには、「商圏分析」と「人流データ」の活用が不可欠です。
人が集まらない場所でどれだけ腕が良くても、お客さんに来てもらうのは難しくなります。逆に人の流れを見極めて出店すれば、広告費をかけずとも自然と集客できる可能性が高まります。
以下のような商圏分析ツールで人流データを確認しておきましょう。

たとえば、こんな分析ができます
- 駅からの徒歩動線に人が集中しているか
- 平日と休日、昼と夜で人通りに差があるか
- 近隣に競合(整体・整骨院・マッサージ店)がどれだけあるか
- 周辺に商業施設・オフィス・住宅がどれだけあるか
上記は完全無料で利用することが出来ます。
ただ、イメージしづらいと思うので以下のように人口によって出店すべきかどうかを判断する表をご覧ください。
市区町村の人口規模 | 出店の現実性 | 検討ポイント・補足 |
---|---|---|
1万人未満 | 出店非推奨 | 商圏が小さすぎる |
1万〜2万人 | 出店非推奨 | 商圏が小さすぎる |
3万人前後 | 出店非推奨 | 商圏が小さすぎる |
5万人前後 | 条件付きで可 | 商圏が小さいので競合がいるかを調査 |
7万人前後 | 基本的に検討可 | 地元密着型で安定集客が狙える規模感 |
10万人以上 | 出店に好条件 | 集客ポテンシャルは高いが差別化必須 |
15万人以上 | 出店に非常に適した市場 | 成功確率は高いが競合も多い |
もちろん、今見てきたのは「住民人口」ベースでの比較です。しかし開業場所を判断するうえで見落としてはいけないのがエリアの「流動性」です。
たとえば渋谷区で見てみましょう。
- 昼間人口:551,334人
- 夜間人口:243,883人
引用:RESAS
このように昼間と夜間で人口がかなり変わるので、出店するエリアの流動性も確認しておきましょう。
調べる方法はいくつかあるのですが、政府系の無料ツール「jSTAT MAP」や「RESAS(リーサス)」が便利。どちらも商圏分析に必要な人口・人流データを視覚的に確認できる無料のツールです。
実際に渋谷区で調査をしてみましたので、ご覧ください。

余談ですが、「RESAS」は人口や年齢以外にも以下のようなデータが用意されております。
- 人口構成分析
- 人口増減分析
- 自然増減分析
- 社会増減分析
- 新卒者就職・進学分析
- 通勤通学人口分析
- 将来人口推計分析
- 地域人口メッシュ分析
- 将来人口メッシュ分析
上記の表を参考に狙っているエリアの人口や年齢層などを調査してみてください。
人口を調査したら次に狙っているエリアの月間検索数を調査します。
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②狙っているエリアの月間検索数を調査
開業予定のエリアに、本当に整体ニーズがあるか?を判断するには、「月間検索数」を調べるのが非常に有効です。
たとえば「渋谷 整体」「〇〇市 骨盤矯正」など、地名+症状や施術内容のキーワードでどれだけ検索されているかを見ることで、エリアにおける需要のが見えてきます。
調査に使うのは、Googleキーワードプランナーやラッコキーワードなどのツールです。

まずは、狙っているエリアの駅名一覧や市町村一覧を検索してみましょう。東京の場合ですとGoogleで「東京 駅一覧 CSV」と検索をします。
出てきたサイトがこちらです。

上記のデータを参考にGoogleスプレッドシートにまとめると以下の通りになります。
キーワード | 月間検索数 |
恵比寿 整体 | 4400 |
池袋 整体 | 2900 |
新宿 整体 | 2400 |
渋谷 整体 | 2400 |
町田 整体 | 2400 |
三軒茶屋 整体 | 1900 |
八王子 整体 | 1900 |
立川 整体 | 1900 |
中野 整体 | 1600 |
吉祥寺 整体 | 1600 |
東京 整体 | 1600 |
自由が丘 整体 | 1600 |
荻窪 整体 | 1600 |
錦糸 町 整体 | 1600 |
五反田 整体 | 1300 |
大森 整体 | 1300 |
学芸 大学 整体 | 1300 |
平和島 整体 | 1300 |
蒲田 整体 | 1300 |
三鷹 整体 | 1000 |
下北沢 整体 | 1000 |
中 目黒 整体 | 1000 |
北 千住 整体 | 1000 |
品川 整体 | 1000 |
国分寺 整体 | 1000 |
府中 整体 | 1000 |
秋葉原 整体 | 1000 |
笹塚 整体 | 1000 |
練馬 整体 | 1000 |
赤羽 整体 | 1000 |
銀座 整体 | 1000 |
調べ方は、上記Googleスプレッドシートに掲載しているので確認してみてください。
▶︎【東京】各駅名の月間検索数のスプレッドシート
※パーソナルジム用ですがご活用ください。

ここからが重要なポイントです。
一部例外を除いて、月間検索数が50に満たないエリアは注意が必要です。
なぜなら、検索数が50未満ということは月にそれだけしか「整体院を探している人」がいないということを意味します。
(もちろん、目視で見極めるポイントはいろいろありますが、長くなるのでここでは割愛します)
実際に東京にある「渋谷」と「南多摩」で比較をしてみましょう。
キーワード | 月間検索数 | 備考 |
---|---|---|
渋谷 整体 | 2,400 | Web集客効果が高く、集客見込み大 |
南多摩 整体 | 20 | Web集客は厳しい。オフライン強化が必要 |
このように同じ東京都内でもエリアによって整体ニーズには大きな差があります。
もちろん戦略によります。たとえば、狙っているキーワードの月間検索数が30〜50件程度しかなかったとしても競合がほとんど存在しない場合や、オフライン集客で勝負できる場合には出店を検討してもよいケースもあります。
以下のような条件なら検討してもいいでしょう。
- 近隣に競合が1〜2店舗ある
- オフラインの集客動線(紹介・チラシ・法人提携)が強い
- 商圏内に大規模な開発・人口増加が見込まれている
出店エリアの調査は時間も手間もかかります。
もし「検索数をどう見るべきか」「競合は何店舗までなら大丈夫か」といった判断に迷った場合は、
第三者の視点でデータを分析してもらうことをおすすめします。
当社でも無料で検索数調査や商圏分析のご相談を承っていますので、
「このエリアって実際どうなの?」というモヤモヤがあれば、気軽にご連絡ください。
数字は正直です。
開業してから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、
データに基づいた出店判断をしていきましょう。
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③競合店舗がどのくらいあるのか
開業前に必ず確認しておきたいのが、「そのエリアにすでに何店舗の整体院(同じサービス)があるのか?」という競合の数です。
検索需要が十分にあっても、競合が多すぎるエリアではあなたの院が埋もれてしまい集客に苦戦する可能性が高くなります。
競合が密集しているエリアでは、次のようなリスクが発生します。
- GoogleマップやSEOで上位表示が難しくなる
- 価格競争に巻き込まれやすい
- 広告費がかさむ
競合調査の第一歩としておすすめなのは、Googleマップでの「ローカル検索」です。
調べ方は以下の通り。
チェック項目 | 内容 | 判断ポイント・基準 |
---|---|---|
①検索件数の目安 | 「◯◯駅 サービス名」などで検索し、表示件数を確認 | 10件以下:チャンスあり 20件以上:激戦区の可能性 |
②分布状況 | 地図上の密集度を確認 | 商業・住宅エリアの把握 ニッチ戦略のヒントになる |
③口コミ件数・評価 | 各サービスの口コミ件数と★評価を見る | ★4.5以上かつ50件以上:強敵 ★3.5以下・10件未満:弱め |
④Webサイト・写真の有無 | Googleビジネスプロフィールに写真やリンクがあるか | サイトなし・写真雑: ブランディング・集客に隙あり |
⑤開業・閉店情報 | 口コミや地図上の最新情報に注目 | 閉店:商圏に課題あり? 新規開業:競争激化の兆し |
補足:MEO対策 | 検索しても地図が出てこない・順位が定まっていない | MEO未整備エリアなら 先行者優位を狙えるチャンス |
実際に「渋谷 整体」で見てみましょう。
Googleマップですと一度に表示される数が決められているので、出来る限りリサーチをしてGoogleマイマップに掲載をしました。以下のマップをご覧ください。
どうでしょうか。想像よりたくさんの整体院があります。
しかも上のマップですべてではありません。おそらく80以上の整体院(整体じゃない院が混じっている可能性があります。)はあるのではないでしょうか。渋谷で整体を開業する場合はこの激戦区の中戦わなければなりません。
しかも、激戦区のため割と大きなところが閉店していることもあります。「渋谷 整体 閉店」で調べてみてください。
次にそこまで激戦区ではない「下井草 整体」で調べてみましょう。
「下井草 整体」の場合はGoogleマップの上限表示数に収まるほどの店舗数でした。
「渋谷 整体」と比べるとMEO対策やSEO対策の難易度も低く、これだけの店舗数なら広告費も抑えられますしオフラインの集客も行いやすいでしょう。
さて、今までのデータを比較してみましょう。
指標 | 渋谷 | 下井草 | 考察ポイント |
---|---|---|---|
半径1km圏内の人口 (駅から) | 55989人 | 83346人 | 下井草の方が住宅街で人口が多い 年齢層や流動性の違いに留意が必要 |
月間検索数 (vol.) | 2400 | 140 | 渋谷の方が圧倒的に見込みあり 下井草はオフライン重視が必要 |
競合店舗数 (周辺) | 約80店舗 | 6店舗 | 渋谷は激戦区 下井草はブルーオーシャンに近い |
Google広告入札単価 (低〜上限) | ¥88〜¥314 | ¥100〜¥580 | 渋谷は平均が安く効率的な広告運用も可能 下井草は高単価だが、ニッチ層の獲得には有効 |
1店舗あたりの人口(人口÷店舗数) | 約466人(37,280÷80) | 約9,381人(56,289÷6) | 渋谷は飽和状態。 下井草は1店舗あたり人口が多く、出店余地あり |
平均世帯年収 | 666万円 | 560万円 | 渋谷の方が高単価施術の受容性は高い 下井草は価格・コスパ意識も重要 |
指標 | 渋谷 | 下井草 | 考察ポイント |
---|---|---|---|
半径1km圏内の人口 (駅から) | 55989人 | 83346人 | 下井草の方が住宅街で人口が多い 年齢層や流動性の違いに留意が必要 |
月間検索数 (vol.) | 2400 | 140 | 渋谷の方が圧倒的に見込みあり 下井草はオフライン重視が必要 |
競合店舗数 (周辺) | 約80店舗 | 6店舗 | 渋谷は激戦区 下井草はブルーオーシャンに近い |
広告入札単価 (低〜上限) | ¥88〜¥314 | ¥100〜¥580 | 渋谷は平均が安く効率的な広告運用も可能 下井草は高単価だが、ニッチ層の獲得には有効 |
1店舗あたりの人口(人口÷店舗数) | 約466人(37,280÷80) | 約9,381人(56,289÷6) | 渋谷は飽和状態。 下井草は1店舗あたり人口が多く、出店余地あり |
平均世帯年収 | 666万円 | 560万円 | 渋谷の方が高単価施術の受容性は高い 下井草は価格・コスパ意識も重要 |
渋谷は検索ボリュームや流動人口が非常に多く競合が多く広告やSEOの難易度も高いため、強い差別化が求められる激戦区です。一方、下井草は住宅街としての人口が多く競合も少ないため、ブルーオーシャンに近いエリアです。
ただ、先ほども解説した通り、「そのエリアに住んでいる人口」だけでは、出店判断の決定打にはなりません。
たとえば、住民数が多くても、、、
- 駅からのアクセスが悪い
- 高齢者ばかりでターゲット層とズレている
- すでに地元密着で長年やっている強い競合がいる
このような要因で、実際に集客できないケースも多々あります。
総合的に見て「勝てるエリア」かどうかを判断することが本質的な出店戦略です。
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④家賃相場をしっかり確認する
「立地がすべて」と言われる整体院・整骨院の開業において、忘れてはならないのが家賃の現実的なバランスです。いくら人通りが多く集客しやすそうな立地でも、家賃が高すぎて経営が圧迫されてしまうのでは本末転倒です。
整体院の家賃は、一般的に「月商の10〜15%以内」が目安と言われています。
仮に月の売上目標を100万円とするなら、家賃は10〜15万円が上限のイメージです。
月商目標 | 家賃10%の上限 | 家賃15%の上限 | コメント |
---|---|---|---|
60万円 | 6万円 | 9万円 | 地方や郊外向き。低コスト運営が必須 |
80万円 | 8万円 | 12万円 | 住宅街での開業なら現実的なライン |
100万円 | 10万円 | 15万円 | 初期開業で最もよく想定される売上水準 |
120万円 | 12万円 | 18万円 | 検索数が多く、ある程度単価も取れる立地向き |
150万円 | 15万円 | 22.5万円 | オフィス街や都市部でも耐えられる水準 |
200万円 | 20万円 | 30万円 | 高単価専門特化 or 大型店舗 |
もちろん、これはあくまで目安です。
新規オープン時には売上がすぐに立たないケースもあるため、半年〜1年分の家賃は手元資金でカバーできる範囲にしておくのが理想です。
家賃相場を確認するサイトはいくつかあります。

※渋谷の家賃相場です。
上記のようなサイトを活用して家賃を調べ、シミュレーションをすることが大事です。
また同じ15万円の物件でも、
- 10坪で15万円(坪単価:1.5万円)
- 20坪で15万円(坪単価:0.75万円)
ではコストパフォーマンスが大きく異なります。
さらに内装がある程度整っているかエアコンやトイレ、水回りの状態はどうかといった「初期設備費」も見逃せません。
初期費用がかさむ物件の場合、結果的に割高になることも多いため家賃だけでなくトータルコストで比較するのがおすすめです。
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⑤実際に足を運んで現地の雰囲気・動線を体感する
どれだけ人流データや検索数を調べたとしても、それだけで立地の善し悪しを完全に判断することはできません。
たとえば、同じ「駅徒歩3分」の物件でも…
- 駅からのルートが急坂で歩きづらい
- 道中にまったく人通りがなく不安な雰囲気
- 周囲に飲食店がなく、夜になると真っ暗
- 外観が古すぎて入りづらそうに見える
つまり、現地調査は自分の直感と患者目線を確かめるための最終確認ステップです。実際に街を歩いてみると、「ここならやれそう」「この物件はちょっと違うかも」といったリアルな判断ができるようになります。
数字は入口、最後の判断は現地の直感で開業エリアを決めていきましょう。
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【注意】整体院・整骨院・治療院の経営が厳しい人の特徴3選
「技術があればお客様は来てくれる」
「自分のこだわりをカタチにすれば成功する」
このような考えのまま開業してしまうと、現実は想像以上に厳しいものになります。
ここでは、実際に多くの開業者が陥ってしまう失敗パターンを3つに絞ってご紹介します。どれも避けることができるものなので、ぜひ開業前にチェックしておきましょう。
①立地選びの徹底調査をしていない
整体院・整骨院・治療院の開業において、立地は9割を決めると言っても過言ではありません。
それにもかかわらず、「通いやすい場所だったから」「なんとなく人通りが多そうだったから」といった主観だけで物件を決めてしまう人が、いまだに少なくありません。
先程も解説した通り、以下の観点を必ず確認しておきましょう。
- 商圏分析で人流データを確認
- 狙っているエリアの月間検索数を調査
- 競合店舗がどのくらいあるのか
- 家賃相場をしっかり確認する
- 実際に足を運んで現地の雰囲気・動線を体感する
これらを全部やったうえで、それでも迷う物件があったら、そこは真剣に検討すべき本命候補かもしれません。
逆に、ひとつでも調査を省いた状態で「なんとなく良さそうだから」と進めてしまうと、後から取り返しがつかない事態になることもあります。
また繰り返しになりますが、こちらの表も再度確認しておきましょう。
指標 | 渋谷 | 下井草 | 考察ポイント |
---|---|---|---|
半径1km圏内の人口 (駅から) | 55989人 | 83346人 | 下井草の方が住宅街で人口が多い 年齢層や流動性の違いに留意が必要 |
月間検索数 (vol.) | 2400 | 140 | 渋谷の方が圧倒的に見込みあり 下井草はオフライン重視が必要 |
競合店舗数 (周辺) | 約80店舗 | 6店舗 | 渋谷は激戦区 下井草はブルーオーシャンに近い |
Google広告入札単価 (低〜上限) | ¥88〜¥314 | ¥100〜¥580 | 渋谷は平均が安く効率的な広告運用も可能 下井草は高単価だが、ニッチ層の獲得には有効 |
1店舗あたりの人口(人口÷店舗数) | 約466人(37,280÷80) | 約9,381人(56,289÷6) | 渋谷は飽和状態。 下井草は1店舗あたり人口が多く、出店余地あり |
平均世帯年収 | 666万円 | 560万円 | 渋谷の方が高単価施術の受容性は高い 下井草は価格・コスパ意識も重要 |
指標 | 渋谷 | 下井草 | 考察ポイント |
---|---|---|---|
半径1km圏内の人口 (駅から) | 55989人 | 83346人 | 下井草の方が住宅街で人口が多い 年齢層や流動性の違いに留意が必要 |
月間検索数 (vol.) | 2400 | 140 | 渋谷の方が圧倒的に見込みあり 下井草はオフライン重視が必要 |
競合店舗数 (周辺) | 約80店舗 | 6店舗 | 渋谷は激戦区 下井草はブルーオーシャンに近い |
広告入札単価 (低〜上限) | ¥88〜¥314 | ¥100〜¥580 | 渋谷は平均が安く効率的な広告運用も可能 下井草は高単価だが、ニッチ層の獲得には有効 |
1店舗あたりの人口(人口÷店舗数) | 約466人(37,280÷80) | 約9,381人(56,289÷6) | 渋谷は飽和状態。 下井草は1店舗あたり人口が多く、出店余地あり |
平均世帯年収 | 666万円 | 560万円 | 渋谷の方が高単価施術の受容性は高い 下井草は価格・コスパ意識も重要 |
このように、人通りが多い=儲かるわけではないというのが開業における立地選びの難しいところです。
弊社では「出店エリア判断の調査シート」を用意しております。各ジャンルで活用できるものですので、ぜひご活用ください。
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②集客やマーケティングがおろそか
立地が完璧でも、集客ができなければ開業は失敗します。
特に整体院・整骨院のようなローカルビジネスでは、「待っていれば自然とお客様が来る」という時代ではありません。開業初期からオンラインとオフライン両面での集客戦略が必要です。

開業準備で忙しい中、これらを後回しにしてしまい「開業したけど誰も来ない」という事態になるケースが非常に多いです。
さらに様々な集客方法がある中、あなたに合ったものを選択していく必要がございます。以下の画像をご覧ください。

集客方法 | 即効性 | 資産性 | 費用 | 確実性 |
---|---|---|---|---|
MEO対策 | 地図表示で中期効果あり | 口コミや情報が蓄積 | コスパ良好 | ローカルでの信頼性高い |
meta広告 | 配信後すぐ効果が出る | 止めたら効果も止まる | 広告費がかさみやすい | ターゲティング次第で高精度 |
リスティング広告 | 検索意図に即ヒットする | 継続的な成果には向かない | クリック単価が高くなりがち | 成約に直結しやすい |
ホームページ +SEO対策 | 成果までに時間がかかる | 中長期で資産化する | 初期投資が中心 | 検索に強くなる |
SNS運用 | 継続的な発信が必要 | ファンを育てやすい | 低コストで始められる | 反応が可視化されやすい |
LINE | 既存顧客に即届けられる | リピート促進に強い | 非常に安価 | 高い開封率と反応率 |
チラシ ポスティング | 短期的に効果が出ることもある | 使い捨てで資産にならない | 枚数と地域で調整できる | 反応はエリアや内容次第 |
すべてをやるのが理想ではありますが、リソース(時間・お金・人手)には限りがあるのが現実です。そのため重要なのは、「どのフェーズで、どの施策に注力するべきか」を見極めることです。
たとえば以下の通り。
【開業前】に注力すべき集客施策
- MEO対策:Googleマップでの露出を早めに構築しておく
- ホームページ+SEO:最低限の情報を整備しておく
- SNS・LINE公式アカウント:フォロワーを事前に少しでも獲得しておく
- チラシ配布:エリア内の認知を広げるなら有効
【開業直後】に注力すべき施策
- META広告やGoogle広告:即効性が高く、早期の集客につながる
- 口コミの獲得:開業キャンペーンでレビュー投稿を促す
【開業数ヶ月後〜安定期】に注力すべき施策
- SEO強化:検索流入を積み上げていく
- SNS運用:専門性・人柄・実績を発信し、ファン化や紹介につなげる
- LINE配信:既存顧客へのフォローでリピート・紹介を生む
特に開業初期の3ヶ月は勝負の時期です。ここでしっかり集客の仕組みを作れるかどうかが、その後の売上の安定性を大きく左右します。
なお、「やるべきことはわかっていても手が回らない」「何から始めればいいのかわからない」という方も多いかと思います。そういった方に向けて弊社では地域密着型の運用ノウハウを提供しているので、気になる方はお気軽にご相談ください。
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③サービスや運営の差別化ができていない
立地も良い集客もしているそれでも売上が伸びない整体院・整骨院は少なくありません。その原因の多くは、「どこにでもあるような院」になってしまっていることにあります。
例えば、
- 他院と同じような価格帯
- 同じような施術メニュー
- よくある内装や接客
これでは、患者にとって「ここを選ぶ理由」が見つからず比較検討の中で埋もれてしまいます。
開業時にこそ、差別化ポイントを明確にしておくことが非常に重要です。
個人的に分かりやすいのがポジショニングマップです。
ポジショニングマップとは、競合との違いを「縦軸 × 横軸」で視覚的に整理し自院の立ち位置を明確にするフレームワークです。以下の画像をご覧ください。

上記のようにポジショニングマップを使うことで、簡単に差別化が可能となります。
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開業前にやるべき失敗回避のチェックリスト
ここまでご紹介してきたように、整体院・整骨院・治療院の開業は「立地・集客・差別化・家賃」のどれか1つを見誤るだけで、一気に経営が立ち行かなくなります。
開業前に最低限チェックしておくべきポイントを、以下にまとめました。

このチェックリストをすべて「YES」で埋められる状態であれば、整体院・整骨院・治療院開業の失敗リスクはかなり低く抑えられるはずです。
逆に1つでも「NO」があるなら今のうちに立ち止まって見直しておくべきです。
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整体院・整骨院・治療院の開業する前に徹底調査を
整体院・整骨院・治療院の開業は、立地・集客・差別化の3点が成功の鍵です。
商圏分析や競合調査を徹底し、オンラインとオフライン両面の集客戦略を立てることが重要です。また、誰に・何を・どう提供するかを明確にし選ばれる理由をつくりましょう。
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